2015年10月7日水曜日

アニメ販売形態は円盤売り上げから定額動画配信サービスに移行する?

榊正宗(東北ずん子と朗読少女の企画) @megamarsun

時代の潮流から考えると、深夜TVアニメ→BD販売は衰退し、ネットの定額配信サイトの独占先行配信をメインとする流れに移行するだろう。
深夜TVアニメ→BD販売は、4コマ萌えアニメやエロのみが残り、独占配信は、ミステリー要素の強いストーリー性重視になっていくと思う。

「面白いアニメなのにBDが売れない…。」と言うのは、当然の話で、「繰り返し見たい。むしろ見なくても所有したい!」という感情と、「ストーリーの続きがみたい!」という作品は基本的に相容れない。奇跡的に両方を満たす作品もあるけど、どちらかに特化させれば真逆の性質になる。

作り手の意思や一部の濃いファンの声だけが作品を規定してるわけではなくて、むしろ販売形態こそが作品の傾向を規定している。販売方法が変われば、作品の傾向も変わる。ゲーム業界におけるコンシューマーゲームとソーシャルゲームの関係と同じ。

今は売り上げを指標として作品を評価する基準がありますが、定額配信サイトでの作品評価は再生数やレビューに移行するでしょう。再整数は繰り返し見てる回数も多少は評価されるでしょうが、定額サイトの性質上、新規会員と離脱防止に貢献する作品が評価されるようになると思います。
アニメBDが売れずに、原作だけが売れるのは、ストーリーが気になる作品に見られる傾向です。ちなみに、定額配信サイトでの新作アニメは、原作の無いオリジナル作品のミステリー(要素のある作品)が数多く作られるようになると思います。最も販売形態に適合するからです

製作委員会方式がアニメの内容を規定してると言う事は無い。販売形態によって出資者が変わるだけの話だから。販売形態と市場が、作品内容や製作委員会のメンバーを決定している。
アニメの所有欲のメインはキャラへの愛情なので、BDで売るアニメとしては、キャラを殺したりシリアスな展開は好まれない。一方ミステリー要素の強い作品では、シリアスやキャラの死は当然発生する。両方を満たすためには、回想シーンなどでほぼ死んでないレベルで人気キャラが出続けることになる。

少し前に、「アニメがネットの先行有料配信になるのでは?」という仮説をまとめたけど、最近の傾向を分析していると定額配信サイトの独占先行配信の方が現実味を帯びてきました。
BDの場合大ヒットすれば莫大な売り上げになりますが、独占配信ではそういう現象は期待できません。ユーザーは多少牽引されるかもしれませんが、ミラクルな現象は無くなるでしょう。そもそもアニメ制作会社はヒットしても売り上げから利益を得る事はありませんのであっさり現状から移行するでしょう。

ちなみに、東北ずん子というコンテンツは、版権フリーという販売(配布)形態に規定されているので、ストーリー重視のミステリー要素はありません。多くのクリエイターさんが2次創作してもらえる仕組みが重要なのです。ボカロやボイスロイド、さいきんだと「ついすた」とかもそうです。

販売形態に規定される作品傾向はかなり強力です。でもなぜか、オリジナルアニメ作品には、そういった規定されたフォーマットに対する反発する作品も一定数あって、無残な爆死を辿る現象が見受けられます。これはなぜかというと、アニメ業界の企画は名前のあるスタッフ(売れた実績)で決まるからです。

クリエイターとしては、売れた実績にあわせて作品内容を決めたくはありませんので、チャンスがあれば、「アニメは常にかくあらざりし」という所を見せたいものですが、やっぱりそれは「売る」という商品としては、うまくいかない場合が多いものなのです。

ちなみにBD売れなくなってる現行のシステムで、なぜ作品数だけが増え続けるのかというと、大きな声では言えませんが、出資会社と制作会社の循環取引(関連会社に売り上げを立てるため)や、中抜き(グロス孫受けに安く下請けを出して利益を出す)等の危険な大人の事情があります。

なお定額配信サイトの独占新作タイトルのターゲットは、マス(一般人)かつ、世界市場になります。一方のBD市場は、縮小しながらも、益々、オタク傾向がたかまるでしょうが、市場の縮小に耐えられず、ある年代を境に品質は低下していく事になるでしょう。高品質萌えアニメは無くなるかもしれません

「所有欲を満たすキャラ重視の作品」と「次が見たくなるストーリー重視の作品」。これらは、相反する性質がありますので無理に作ると脚本がおかしなことになりがちです。ですが、この両方をの要素を比較的うまく満たせるタイプの作品はあります。 その一つが「ループ物」です。
作り手としてはおそらく、「またループ物って言われる」事はわかってますが、商品としての要件を満たすためには、その力に頼らざるを得ないところもあるのだと思われます。やや無理のある脚本のオリジナルアニメが増えたのもこのどっちつかずの過渡期な市場になったためかもしれません。

「また4コマ萌えアニメかよ」と「またループ物かよ」は、だいぶ意味が違います。4コマ萌えアニメは、何度作っても内容を変えることもできますし、キャラのかわいさが勝負です。「またループ物かよ」は、驚きを与えるための手法なので、驚かれなくなったらもう使えません。

他に両方のよさを維持ずる手法を誰かが生み出すかもしれませんが、それらは、とても難しいだけでなく、連続して使えば効果が薄くなるのです。ミステリーの場合手法としては同じでもディティールをかえるだけで何度でも使えます。今のアニメの脚本現場はとても難しいものをつくらないといけないのです!

まどかマギカのように、すべての要件を満たした奇跡の様な作品もありますが、そんなの何度もつくれ訳が無いのです。同じ事をすれば効果が薄れるからです。奇跡も魔法もあるかもしれないけど、それは1度だけです。

最後に映像の話を少ししておくと、映像の情報量(リッチな映像)とキャラの可愛さはトレードオフな関係にあります。情報量が増すと好感度が下がります。これも、相反する要件になります。3DCGでつくるアニメでは、情報量減らすのが大変…。所有欲(キャラへの高感度)メインの市場ではきついかも。




2015年1月4日日曜日

2014年どれが売れた? ゲーム:ハードとソフト

どのハードのソフトが売れた?2014年ハード格付チェック
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2014年の1年間、どのハードのソフトが売れたか
「当店での」グラフを懲りずに作ってみました

ソフト販売格付け

>新品ソフトのみの販売本数を集計しています。
>グラフは機種別のソフトの販売本数、全体を100%としてそれぞれの機種比率で表しています
>あえてPS3,4、WII-U、3DS、VITAたけの集計にしています。


こんな感じです

PS3は当店の2014年の新品、中古でのメイン商材でしたね。
しかし2013年に比べ販売数は40%減少、
なかなかに厳しい状況です。

逆にVITAが急激に伸びた一年でした。新作ソフトがどんどん投入され、
PS3&VITAのマルチでの販売はPS3も上回ることもあり、
また、初動だけで終わらず長い間定番で売れるソフトもPS3より多く、
単純計算で2013年の3倍近い販売数を叩き出しています
しかし全盛期のPSPにはまだ及んでないのでまだまだ伸びしろはある!かも

3DSもソフトの販売数は多いです。しかも販売数は2013年とほぼ横並び、
安定した市場です。

ですが、

内訳はやはりミリオンソフトと呼ばれるタイトルがほとんどです。
仕入れは楽でいいんですがまんべんなく売れるのがお店としては理想的です・・・

http://blog.livedoor.jp/kisarazumax1250/archives/42703694.html

2014年11月22日土曜日

【エンタメ業界人が本気で選んだ】ヒット番付じゃわからない今年の最良映画、ドラマ、アニメ、ゲームが決定!

ヒット番付じゃわからない今年の最良映画、ドラマ、アニメ、ゲームが決定! 
“掘り出しエンタRANKING 2014”を発表!




11月20日発売のエンタミクスにて、今年の最良エンタメを業界関係者1000人の投票により選出した“掘り出しエンタRANKING 2014”を発表! 2014年にリリースされた約1800タイトルの映画
ドラマ、アニメ、ゲームからエンタメ業界人が本気で選んだ、最良の大穴BEST10が決定した。


■映画[邦画]
1位 『ぼくたちの家族』(監督:石井裕也/出演:妻夫木聡ほか)
2位 『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(監督:吉田恵輔/出演:麻生久美子、安田章大ほか)
3位 『ぼんとリンちゃん』(監督:小林啓一/出演:佐倉絵麻、高杉真宙ほか)
4位 『そこのみにて光輝く』(監督:呉 美保/出演:綾野 剛、池脇千鶴ほか)
5位 『青天の霹靂』(監督・出演:劇団ひとり/出演:大泉 洋ほか)

■映画[洋画]
1位 『LEGORムービー』(監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー/声の出演:クリス・プラットほか)
2位 『LIFE!/ライフ』(監督・出演:ベン・スティラー/出演:ショーン・ペンほか)
3位 『ジャージー・ボーイズ』(監督:クリント・イーストウッド/出演:ジョン・ロイド・ヤングほか)
4位 『怪しい彼女』(監督:ファン・ドンヒョク/出演:シム・ウンギョンほか)
5位 『ラッシュ/プライドと友情』(監督:ロン・ハワード/出演:クリス・ヘムズワースほか)

■TVドラマ[国内]
1位 『アオイホノオ』(脚本・監督:福田雄一/出演:柳楽優弥ほか)
2位 『家族狩り』(脚本:大石 静ほか/出演:松雪泰子ほか)
3位 『ハードナッツ! ~数学girlの恋する事件簿~』(脚本:蒔田光治ほか/出演:橋本 愛、高良健吾ほか)
4位 『ペテロの葬列』(脚本:神山由美子/出演:小泉孝太郎ほか)
5位 『あすなろ三三七拍子』(脚本:吉田紀子ほか/出演:柳葉敏郎ほか)

■TVドラマ[海外]
1位 『ブラックリスト』(製作・演出:ジョー・カーナハン/出演:ジェームズ・スペイダーほか)
2位 『スリーピー・ホロウ』(製作総指揮:アレックス・カーツマン/出演:トム・マイソンほか)
3位 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』(製作総指揮・監督:デヴィッド・フィンチャー/出演:ケビン・スペイシーほか)
4位 『HANNIBAL/ハンニバル』(製作総指揮:ブライアン・フラー/出演:マッツ・ミケルセンほか)
5位 『ダウントン・アビー』(製作:ジュリアン・フェローズ/出演:ヒュー・ボネヴィル)

■アニメ
1位 『ピンポン THE ANIMATION』(監督:湯浅政明/制作:タツノコプロ)
2位 『月刊少女野崎くん』(監督:山﨑みつえ/制作:動画工房)
3位 『キルラキル』(監督:今石洋之/制作:TRIGGER)
4位 『残響のテロル』(監督:渡辺信一郎/制作:MAPPA)
5位 『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』(監督:小池 健/制作:テレコム・アニメーションフィルム)


■ゲーム[据え置き機]
1位 『MURDERED(マーダード)魂の呼ぶ声』(PS3、Xbox 360/スクウェア・エニックス)
2位 『BEYOND:Two Souls(ビヨンド:ツー ソウル)』
   (PS3/ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)
3位 『剣の街の異邦人 白の王宮』(Xbox 360/エクスペリエンス)
4位 『ソニック&オールスターレーシング トランスフォームド』(PS3、Wii U/セガ)
5位 『タイタンフォール』(Xbox 360/エレクトロニック・アーツ)

■ゲーム[携帯機]
1位 『幕末Rock』(PSP/マーベラス)
2位 『うた組み575』(PS Vita/セガ)
3位 『メタルマックス4 月光のディーヴァ』(ニンテンドー 3DS/角川ゲームス)
4位 『Tearaway(テラウェイ)~はがれた世界の大冒険~』
   (PS Vita/ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア)
5位 『俺の屍を超えてゆけ2』(PS Vita/ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア

http://www.entermix.jp/article/extra/2014/11/19/21/59/23

2014年10月23日木曜日

増え続けていく」「2016年には制作現場がキャパオーバーする“2016年クライシス”という言葉も登場するらしい」

2013年アニメ産業売上は1兆4913億円で史上最高!「アニメ制作本数は

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名前:名無しさん投稿日:2014年10月22日



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2013年のアニメ産業売上は史上最高額に「アニメ産業レポート 2014」刊行記念セミナー


「アニメ産業レポート 2014」の刊行を記念するセミナーが10月17日に開催された。同レポートは2008年より一般社団法人日本動画協会がアニメ産業関連の統計をまとめて発表しているものだ。今回の2013年のアニメ産業市場(広義)をまとめた「アニメ産業レポート 2014」で6冊目となる。アニメ産業の売上の分類、テレビアニメの制作分数、劇場アニメ興行収入、アニメビデオ売上などさまざまな角度から統計・分析を行っている。

産業レポートによると、2013年のアニメ産業市場(ユーザー市場)の売上は前年比8.7%アップの1兆4913億円で、過去最高だった2008年の1兆4086円を超え史上最高となった

また今回のレポートの特筆すべき点として、新たにライブエンタテインメント(アニソンコンサート・アニメミュージカル、展示会など)の項目が加わった。これは統計上無視できない規模にまで成長したためだという。


セミナーでは2013年のアニメ産業市場を総括しつつ、各パネラーによる振り返りが行われた。まずは、2013年アニメ産業(ユーザー市場)の売上が史上最高額に達したことについて、アニメ産業の景気動向についてパネラーがそれぞれの見地から意見を述べた。

「アニメ産業の景気について聞くところによると
このままアニメ制作本数は増えて続けていくのではないかと。
その本当の理由は誰にもつかめていませんが、グッズなど副次収入があることによりオープンレンジで回収できるためアニメは投資回収の効率がいいのではないかと言われています。
もう一つはこれまで制作本数が増えなかった背景として
テレビだとチャンネル数に限りがあることが挙げられます。
しかし昨今普及してきたネット配信はそうではない。増える要因があっても減る要因は無いんです」
と氷川氏。


一方、アニメの制作は“自転車操業”状態になっているため先に向けた投資を作ってキャッシュフローをまわしていかないといつかつまづくのでは、と懸念も示した。


また数土氏は「2000年代後半から2010年ごろまであった業界のどんよりとした空気は感じられない」とした上で、「だからといってすごく儲かっているという印象もない」とコメント。ソーシャルゲームの権利料が流れ込んだことで、スタジオのラインをあけることなく制作できるのでアニメ業界の歴史的にはいい時代だという。



このほか、海外における日本のアニメ・マンガ・ゲームコンテンツ、いわゆるクールジャパンが再び浮上しつつあること、アニメにおける遊興関連(パチンコ・スロット)の売上が安定的に伸びていることにも触れ、海外との共同制作も以前と比較して増えているという話題に。全体として、アニメ産業の景気は拡大しつつあるようだが投資面などで先のことを考えなければという、楽観視するにはまだ危うさを残した状況にあるようだ。

また、2016年には制作現場がキャパオーバーする“2016年クライシス”という言葉も登場し、この先どうアニメを作っていくかを考える時期なのかもしれない。

http://yukan-news.ameba.jp/20141021-28484/

2014年10月18日土曜日

『SHIROBAKO』のキャラは実在のモデルがいる!?

『SHIROBAKO』2話に出てきた声優さんが着てる服が実際に中の人が着てる服と完全一致!









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■キャラ名・役職・モデル
木下誠一 【監督】 (水島精二)
円宏則 【3話演出】 (畑博之)
山田昌志 【4話演出】
小笠原綸子 【キャラデ&総作監】
井口祐未 【総作画監督補】 (井本由紀)
遠藤亮介 【3話、8話作画監督】
瀬川美里 【4話作画監督】
内田茜  【原画】
杉江茂 【原画】
堂本知恵美 【動画検査】
新川奈緒 【色彩設計】
下柳雄一郎 【3D監督】 (柳野啓一郎)
佐倉良樹 【撮影監督】 (大河内喜夫)
丸川正人 【社長】 (丸山正雄)
興津由佳 【総務】
渡辺隼  【ラインP】
本田豊 【制作デスク】
タロー 【3話制作進行】 (水島努)
矢野エリカ 【制作進行】
落合達也 【制作進行】
葛城剛太郎 【製作P】
稲浪良和 【音響監督】 (岩浪美和)
中田恵理 【音響制作担当】 (田中理恵)
大山匠 【音響効果】 (小山恭正)
山渕篤 【録音調整】 (山口貴之)
藤明日香 【録音助手】
富ヶ谷  【IG+JC制作進行】 (糀谷智司)
中春鳴 【声優】 (中原麻衣)
伊藤鈴鹿 【声優】 (伊藤静)
茅菜 夢衣 【声優】 (茅野愛衣)

でもフィクションです!実在しません、たまたま似てるだけです

2014年9月19日金曜日

現役のマンガ編集者が選んだこの1年で“刺激を受けた漫画” 1位は「聲の形」


コミックナタリーが主催するマンガ賞「コミックナタリー大賞」2014年度のランクイン作が決定。
第1位には大今良時「聲の形」が輝いた。
現役のマンガ編集者がこの1年で“刺激を受けた”作品10タイトルに投票し、その上位100作品を発表する「コミックナタリー大賞」。今年度は2013年7月1日から2014年6月30日までの期間に刊行されたマンガ単行本を投票対象とし、有志79名の編集者が選者として参加している。タイトルごとに1票を1ポイントとして集計し、タイ順位を含む実数108タイトルが出揃った。
「聲の形」に続き、2位はヤマザキコレ「魔法使いの嫁」、3位は東村アキコ「かくかくしかじか」と、ぢゅん子「私がモテてどうすんだ」がそれぞれ獲得。本日9月19日にオープンした特設サイトでは、ランクイン作の詳細や、選者からの全コメントを掲載しているのでじっくりと楽しんでほしい。
なお大今から到着した、受賞コメントと描き下ろしイラストも特設サイトにて公開。そのほか108タイトルを網羅したリストをPDFで配布しているので、気になる作品を書店店頭でチェックする際にお役立ていただきたい。
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2014年7月20日日曜日

書店員が選んだ「次に来るマンガはこれ!」 第1位は『高台家の人々』に決定!

全国3000店の書店員が選んだ「次に来るマンガはこれ!」 第1位は『高台家の人々』に決定! 

http://ddnavi.com/news/201216/

●NEXTブレイク漫画RANKING 2014のBEST10

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1位『高台家の人々』(森本梢子 集英社 既刊2巻)
2位『魔法使いの嫁』(ヤマザキコレ マッグガーデン 既刊1巻)
3位『累』(松浦だるま 講談社 既刊3巻)
4位『スピリットサークル』(水上悟志 少年画報社 既刊3巻)
5位『磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~』(仲間りょう 集英社 既刊3巻)
6位『甘々と稲妻』(雨隠ギド 講談社 既刊2巻)
7位『ヤコとポコ』(水沢悦子 秋田書店 既刊1巻)
8位『BIRDMEN』(田辺イエロウ 小学館 既刊3巻)
9位『かくかくしかじか』(東村アキコ 集英社 既刊3巻)
10位『パレス・メイヂ』(久世番子 白泉社 既刊2巻)



●第4回(2012年)のBEST5
1位『GANGSTA.』(コースケ)
2位『鉄楽レトラ』(佐原ミズ)
3位『俺物語!!』(作画:アルコ/原作:河原和音)
4位『昭和元禄落語心中』(雲田はるこ)
5位『姉の結婚』(西 炯子)

●第3回(2010年)のBEST5
1位『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)
2位『進撃の巨人』(諫山 創)
3位『ハルシオン・ランチ』(沙村広明)
4位『アイアムアヒーロー』(花沢健吾)
5位『乙嫁語り』(森 薫)

●第2回(2008年)のBEST5
1位『聖☆おにいさん』(中村 光)
2位『ヒャッコ』(カトウハルアキ)
3位『よんでますよ、アザゼルさん。』(久保保久)
4位『群青学舎』 (入江亜季)
5位『宇宙兄弟』 (小山宙哉)

●第1回(2006年)のBEST5
1位『もやしもん』(石川雅之)
2位『皇国の守護者』(原作:佐藤大輔/漫画:伊藤 悠)
3位『涼宮ハルヒの憂鬱』(原作:谷川 流/漫画:ツガノガク/キャラクター原案:いとうのいぢ)
4位『フラワー・オブ・ライフ』(よしながふみ)
5位『デトロイト・メタル・シティ』(若杉公徳)

2014年6月15日日曜日

ヤングマガジンの「デスペナ」が打ち切りに! 作者「単行本の1巻が売れなくて打ち切りが決まった」

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私が原作をしている「デスペナ」が「第一部・完」という残念な結に終わった。
もちろん、大分前にわかっていたことなのだがそれを皆様にお知らせするのは
ヤンマガに対して申し訳ないと思いここまでふせていた。

今の出版界はかなり厳しい状況にある。漫画だけはまあまあの好成績だったのだが、
最近ではそれもあまりよろしくない。


以前、漫画雑誌は雑誌だけで利益が出ていた時代もあったが、
今はどこも、雑誌自体の売り上げでは良くてトントン、ほとんど赤字である。
単行本の売り上げで、黒字になるという経営が長く続いている。
その単行本も以前のようには売れなくなった。

どこの雑誌も余裕が無い状態である。最近は、連載中止を決める上で誌上での人気はあまり関係ない。
要は、単行本さえ売れれば良いからだ。
誌上で人気のある作品と単行本が売れる作品は微妙に違うからだ。
つまり、単行本の売れない漫画の連載を続けるわけにはいかないのだ。

「デスペナ」は1巻の売り行きが悪くその時点でほとんど連載中止が決定した。
残念なことではあるが、納得している。
これは最初からわかっていることである。


漫画家や原作者にとって一つの作品をスタートさせることは勝負である。
勝負にはルールがあり、その枠の中で戦うものだ。
その戦いに、江戸川さんと私が敗れたということだ。
とはいえ、ここまで読んで頂いた読者の皆様には、
大変申し訳ないことをしたと思う。そして、ありがとうございました。

今後もここで「デスペナ」のことやギャンブルについて書いていきたいとは思っています。
もしよろしければ見に来てください。それにしても、こういうさびしい記事ばっかりだね…。


http://ameblo.jp/oshikawauntaro/entry-11876917944.html

2014年6月12日木曜日

グラフで見たら漫画雑誌の売上(2009→2014)が酷い








コロコロだけ上がりすぎワロタwwwww
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
コロコロは妖怪ウォッチの影響か
やっぱ日野さんって神だわ

名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
つまんねー連載増えたからな
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
ジャンプでさえこれだからな
少子化とかの影響でかいわ
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
単行本派が増えたんだろ
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
漫画早売りのバレのせいじゃね?
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
長期連載増えすぎてつまらん
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
漫画以外の娯楽が増えたからだろ
名前:名無しさん投稿日:2014年06月08日
サンデーの右肩やばすぎだろwwww
アニメ化企画とかやってる場合じゃねえな

2014年5月5日月曜日

「アニメ映画ベスト100」が発表! アニメーターや監督などプロ100人が選出

「アニメ映画ベスト100」が発表! アニメーターや監督などプロ100人が選出


このランキングは、米ピクサーのエド・キャットマル社長やピート・ドクター、リー・アンクリッチ、英アードマンのニック・パークとピーター・ロード、ウェス・アンダーソン、ヘンリー・セリック、山村浩二、セス・グリーン、H・R・ギーガーほか、アニメ映画の監督、アニメーター、評論家、研究者、愛好家など100人以上がそれぞれ挙げたベスト10をもとに集計したもの(各人のベスト10はサイトで見ることができる/http://www.timeout.com/newyork/film/the-100-best-animated-movies)。

その結果、第1位に選ばれたのは、1940年に製作されたディズニーのアニメ映画「ピノキオ(1940)」。
2位には「千と千尋の神隠し」、3位には「となりのトトロ」と、日本のスタジオジブリ作品が続いた。

ベスト50までは以下の通り。

1.「ピノキオ(1940)」
2.「千と千尋の神隠し」(2001)
3.「となりのトトロ」(1988)
4.「トイ・ストーリー」(1995)
5.「Mr.インクレディブル」(2004)
6.「ダンボ」(1941)
7.「アイアン・ジャイアント」(1999)
8.「白雪姫」(1937)
9.「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993)
10.「ファンタスティック Mr. Fox」(2009)
11.「ビートルズ イエローサブマリン」(1968)
12.「アリス(1988)」
13.「ファンタジア」(1940)
14.「AKIRA」(1988)
15.「火垂るの墓(1988)」
16.「なんて素敵な日(It.FN"s Such a Beautiful Day)」(2012)
17.「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005)
18.「ロジャー・ラビット」(1988)
19.「レミーのおいしいレストラン」(2007)
20.「カールじいさんの空飛ぶ家」(2009)
21.「ファンタスティック・プラネット」(1973)
22.「ベルヴィル・ランデブー」(2002)
23.「101匹わんちゃん大行進」(1961)
24.「バンビ」(1942)
25.「ペルセポリス」(2007)
26.「サウスパーク/無修正映画版」(1999)
27.「ウォーターシップダウンのうさぎたち」(1978)
28.「もののけ姫」(1997)
29.「ジャングル・ブック(1967)」
30.「トイ・ストーリー2」(1999)
31.「ファインディング・ニモ」(2003)
32.「トイ・ストーリー3」(2010)
33.「美女と野獣」(1991)
34.「アクメッド王子の冒険(1926)」
35.「チキンラン」(2000)
36.「ウォーリー」(2008)
37.「ヒックとドラゴン」(2010)
38.「コンシューミング・スピリッツ」(2012)
39.「ウェイキング・ライフ」(2002)
40.「風が吹くとき」(1986)
41.「ニムの秘密」(1982)
42.「メアリー&マックス」(2008)
43.「シンデレラ(1949)」
44.「リトル・マーメイド」(1989)
45.「モンスターズ・インク」(2001)
46.「戦場でワルツを」(2008)
47.「ネオ・ファンタジア」(1976)
48.「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)
49.「LEGO(R) ムービー」(2014)
50.「フリッツ・ザ・キャット」(1971)


http://eiga.com/news/20140505/5/

2014年3月28日金曜日

2013年 アニメDVD/BD好調 個人向け、アニメファン向けが2ケタ成長

2013年 アニメDVD/BD好調 個人向け、アニメファン向けが2ケタ成長


3月17日に日本映像ソフト協会(JVA)が「JVA2013年年間統計調査結果」を発表した。
市場全体は微減だが、国内アニメーションのDVD、Blu-ray Disc(以下BD)の2013年の売上げが好調だった。

ビデオソフト(映像ソフト)全体の2013年の国内年間売上高は2517億7000万円と前年比2.6%減となった。このうちDVDが1629億8800万円(12.8%減)、BDが887億8200万円(24.1%増)と、引き続きDVDの落ち込みをBDがカバーするかたちとなっている。

市場全体は微減だが、日本のアニメーションは789億9000万円と6.5%増と好調だった。売上高は過去6年間で最も高い。日本のアニメーションはここ数年、堅調な動きを続けてきたが、2013年は市場全体とは逆方向のトレンドとなった。また、海外アニメーションは一般向け、子ども向けを合わせて61億9100万円、日本と海外のアニメーションを合わせた売上高は851億7000万円である。

市場全体の減少とアニメの増加で、全売上に占める日本のアニメーションの割合は全体の33%まで上昇した。
国内映像ソフト市場の売り上げの1/3を日本のアニメーションが占めることになる


日本のアニメーションはアニメファン向けの商品が「日本アニメーション(一般向け)」と「日本の子ども向け(アニメーション)」の個人向け、レンタル店用の販売を合算した。

数字をさらに細かく割っていくと、さらにこのなかでアニメの映像ソフトの売り上げの伸びが個人向け・アニメファン向けに支えられたことが判る。

「日本アニメーション(一般向け)」の個人向け販売に限れば、売上金額は610億6200万円と前年比14.8%増と二桁の伸びになっている。数量ベースでも1243万5495枚と23.6%増と大きな伸びを見せる。一方、レンタル店用は131億6700万円と1.7%の減少であった。2013年にアニメファンは、これまでより多くの映像ソフトを購入したことになる。

レンタル店用の不振は、アニメ以外でも現れている。全体でも個人向けより、レンタル店用の落ち込みが厳しかった。DVDの売上高はレンタル店用向けが9.1%と個人向けの7.8%を上回る減少だった。さらに個人向けでは21.6%増加したブルーレイも、レンタル向けでは2.2%減と厳しい。映像ソフトレンタル業界の環境が厳しさを増していることが、影響を与えている可能性もありそうだ。

レンタル店用の不振は、近年の映像コンテンツの配信ビジネスの成長の影響を受けていると見ることも可能だ。しかし、配信ビジネスの成長が著しいアニメでは、むしろ映像ソフトの売上げが伸びている。アニメの映像ソフトビジネスを分析することが、今後の映像ソフト戦略の鍵になるかもしれない。

http://animeanime.jp/article/2014/03/28/18075.html

2014年3月27日木曜日

マンガ大賞2014は森薫「乙嫁語り」に決定

マンガ大賞2014は森薫「乙嫁語り」に決定

マンガ大賞2014の結果発表と授賞式が、本日3月27日にニッポン放送イマジンスタジオにて行われた。大賞に選ばれた作品は、中央アジアを舞台に、結婚をめぐるドラマを森薫が描き出す「乙嫁語り」。ハルタ(エンターブレイン)にて連載されている。

続く2位には三部けい「僕だけがいない街」、3位には武田一義「さよならタマちゃん」がランクイン。4位から10位までは、鈴木央「七つの大罪」、九井諒子「ひきだしにテラリウム」、松田奈緒子「重版出来!」、ONE原作・村田雄介作画「ワンパンマン」、桜井画門「亜人」、panpanya「足摺り水族館」、佐野菜見「坂本ですが?」が並んだ。

「友達に薦めたくなるマンガ」をコンセプトに創設された同賞の開催は、今年で7回目を数える。第1回目の2008年には石塚真一「岳 みんなの山」が最多票を獲得。2009年には末次由紀「ちはやふる」、2010年にはヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」、2011年には羽海野チカ「3月のライオン」、2012年には荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」、2013年には吉田秋生「海街diary」が大賞に選ばれてきた。

コミックナタリーでは本日の授賞式のレポートを、のちほどお届けする。なお森は本日深夜24時よりニッポン放送にて放送されるラジオ「ミュ~コミ+プラス」に出演する予定。森の貴重なメディア出演の機会を聴き逃しなく。

マンガ大賞2014最終結果

無題

94pt 森薫「乙嫁語り」
82pt 三部けい「僕だけがいない街」
66pt 武田一義「さよならタマちゃん」
59pt 鈴木央「七つの大罪」
54pt 九井諒子「ひきだしにテラリウム」
46pt 松田奈緒子「重版出来!」
43pt ONE原作・村田雄介作画「ワンパンマン」
32pt 桜井画門「亜人」
31pt panpanya「足摺り水族館」
9pt 佐野菜見「坂本ですが?」

2014年3月13日木曜日

小説投稿サイトのランキングが、全部同じストーリーになる理由

第8回いま、好きなアニメをつくれるのはジブリくらい。 

小説投稿サイトのランキングが、全部同じストーリーになる理由

—— 前回、起業がしやすくなった今だからこそ、起業しちゃダメだ、というお話がありました。これをクリエイターに応用すると、ニコニコ動画のように、ユーザーがいつでも作品を発表できる場ができて、より世界はクリエイティブになっていくんじゃないかという説もありますが……。 


川上 完全にウソですね。クリエイティブの楽園なんかにはなりません。オープンなマーケットで、みんながコンテンツをつくれるようになるほど、コンテンツの実質的な多様性は減るっていうのが僕の持論です。数が多いということは、ある解にむかって自動的に収束していくってことですからね。


—— 実質的な多様性が減る、とは?

2014年2月19日水曜日

過去10年間の冬アニメ

「冬アニメは不作」って本当!? 過去10年間の冬アニメを調べてみた

冬アニメが始まって1カ月半が経ちましたが、みなさん、お気に入りアニメは見つかりましたか? え? 例年通り冬アニメは不作だった? それはもったいない、あの姉妹が○○だったアレとかヒロインが○○という衝撃の展開なアレとか、ここに来ていっきに面白くなってきたアニメも多いのに…。


さて、この「○アニメは不作」というフレーズ。毎クールごとに見かける気もしますが、本当なのでしょうか。個人的にはなんだかんだで毎クールお気に入りのアニメが数本あるため、このフレーズを聞くたびに少し違和感を覚えてしまいます。

そこでほかのシーズンはさておき、ひとまず「冬アニメは不作」が本当なのかどうか、過去10年間を振り返ってみましょう。

2014年2月4日火曜日

「全国書店員が選んだおすすめコミック2014」のランキングベスト15

日販が主催する「全国書店員が選んだおすすめコミック2014」のランキングベスト15が発表された。

「全国書店員が選んだおすすめコミック2014」は、全国の書店員に「刊行5巻以下のおすすめ
コミック」をアンケート調査し、結果をランキング化したもの。栄えある1位に輝いたのは、
佐野菜見「坂本ですが?」。続く2位には桜井画門「亜人」、3位には附田祐斗原作、佐伯俊作画
「食戟のソーマ」が選ばれた。

全国の一部書店ではランクイン作品を購入した人に先着で、上位入賞作のイラストが収録された
「コミックダイアリー2014」をプレゼント。またフェア専用帯のQRコードからアンケートに
答えた人には、抽選で上位入賞作家のサインを贈呈する。なおランキング結果は本日2月4日
発売の日経エンタテインメント! 3月号にて特集されている。

1位:佐野菜見「坂本ですが?」(エンターブレイン)
2位:桜井画門「亜人」(講談社)
3位:附田祐斗原作、佐伯俊作画「食戟のソーマ」(集英社)
4位:鈴木央「七つの大罪」(講談社)
5位:ONE原作、村田雄介作画「ワンパンマン」(集英社)
6位:HERO原作、萩原ダイスケ作画「ホリミヤ」(スクウェア・エニックス)
7位:目黒あむ「ハニー」(集英社)
8位:日暮キノコ「喰う寝るふたり住むふたり」(徳間書店)
9位:森下suu「日々蝶々」(集英社)
10位:新久千映「ワカコ酒」(徳間書店)
11位:朝霧カフカ原作、春河35作画「文豪ストレイドッグス」(角川書店)
12位:安田剛士「DAYS」(講談社)
13位:佐倉準「湯神くんには友達がいない」(小学館)
14位:三次マキ「PとJK」(講談社)
15位:マキヒロチ「いつかティファニーで朝食を」(新潮社)

2014年1月20日月曜日

【マンガ大賞2014】10作品がノミネート 「乙嫁語り」が3度目の選出 「ワンパンマン」「七つの大罪」「亜人」『坂本ですが?』など

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これまで大賞は、第1回の08年が小栗旬さん主演で映画化された石塚真一さんの「岳」(小学館)、
09年はテレビアニメ化された末次由紀さんの「ちはやふる」(講談社)、
10年は阿部寛さん主演で映画化されたヤマザキマリさんの「テルマエ・ロマエ」(KADOKAWA)、
11年は「ハチミツとクローバー」で人気を博した羽海野チカさんの「3月のライオン」(白泉社)、
12年はフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメが放送中の荒川弘さんの「銀の匙 Silver Spoon
13年は08年にもノミネートされた吉田秋生さんの「海街diary」(小学館)が選ばれている。 

◇ノミネート作品は以下の通り

▽「足摺り水族館」panpanya(1月と7月)
▽「亜人」桜井画門(講談社)
▽「乙嫁語り」森薫(KADOKAWA)
▽「坂本ですが?」佐野菜見(KADOKAWA)
▽「さよならタマちゃん」武田一義(講談社)
▽「重版出来! 」松田奈緒子(小学館)
▽「七つの大罪」鈴木央(講談社)
▽「ひきだしにテラリウム」九井諒子(イースト・プレス)
▽「僕だけがいない街」三部けい(KADOKAWA)
▽「ワンパンマン」ONE・村田雄介(集英社)

ビートたけし 視野の狭いオタクが飯のタネにされる構図解説



 4月から消費増税が実施され、5%から8%になる。国民の家計に大きなインパクトを与えるのは必至の情勢だが、増税決定に至る過程では、国民から大きな反発がなかったと思う方もいるのでは。特に、若い世代の政治への無関心も顕著だ。なぜ、こうした状況になっているのか。ビートたけし氏は、著書『ヒンシュクの達人』(小学館新書)の中で、現代の若者たちの意識について、こう分析している。

* * *

大人気ドラマの決めゼリフだとか、新型のスマートフォンの機能だとか、どうでもいいことばかりが話題になっているけど、国民の生活にズッシリのしかかる消費税の話は、みんなサラリと受け流すってのは一体どういうことなんだろう。

「2014年4月から消費税を8%に上げる」と、安倍晋三首相がとうとう正式に宣言したわけだけど、別に大きなデモや反対運動が起こるわけでもなくてさ。みんなそれを当たり前のように受け入れちゃってる感じなんだよな。

 特に若いヤツラが大人しいよね。これがオイラの若い頃だったら学生運動のネタになるんだろうし、もしヨーロッパで同じことが起こったら若者たちが「俺たちの生活を潰す気か!」って黙っちゃいないよ。もしかしたら、今の若い人たちは「少しでもいい暮らしをしたい」なんてこれっぽっちも思っちゃいないのかもしれないよね。

 オイラが若い頃は「あの高級車に乗りたい」「いい時計が欲しい」「カッコいいマンションに住みたい」「旨いメシが食いたい」っていろんな方向に欲をもってた。だからこそジャンジャン仕事をやって、一発当ててやろうとか、出世してやろうと思っていたわけだけど、おそらく今の若い人たちの多くはそんな風には考えていないんじゃないか。

 別に今の若いヤツに欲がないってわけじゃない。よく「オタク」だというけど、かえってひとつの対象や趣味にハマることは多い。「AKB 48に人生を賭ける」とか「新型のiPhoneを買うために何日も並ぶ」とか「都内の行列ができるラーメン屋を完全制覇する」みたいなヤツは至るところにいるわけでさ。だけどよく考えてみると、そういうのはたいがい「小銭ですむ道楽」なんだよな。

 意識的なのか無意識なのかはわからないけど、若いヤツの多くが、無理して働いて自分の収入やステータスを上げようとしなくても追っかけられる趣味や道楽を選んでしまっているわけだよ。アイドルだとかスマホだとかラーメンみたいな狭いところに自分のテリトリーを限定して、その中だけで生きていこうとしているんだよな。

 だから給料が少々下がろうが、税金が増えようが、そういうことは見ようとしないし、深く考えない。楽に稼いで、その範囲の中で自分の好きな分野だけを見て生きていこうってヤツが多いんじゃないか。なんで無理して富裕層にならなきゃいけないのか。自分の世界があればお金なんてどうでもいいと思ってるヤツばかりなんだよ。

 だけど、そうやって自分の視野をわざと狭めてる若者がいる一方で

そいつらを「メシのタネ」にしてる賢いヤツラもいるってのが、今の時代の「二極化」の実態でさ
頭がいいヤツは、与えられた状況に満足しているヤツラをターゲットに、そいつらの趣味嗜好に合ったものをうまくあてがって商売にしてさ。視野の狭いオタクが気がつかないうちに、ドンドン搾取して儲けてるって図式なんだよな。


※ビートたけし/著『ヒンシュクの達人』(小学館新書)より


http://www.news-postseven.com/archives/20140119_235832.html

2014年1月13日月曜日

二次創作イラストの無断グッズ化の仕組みが話題に・・・これが本当の本当の同人ゴロか

二次創作イラストの無断グッズ化の仕組み 

二次創作絵を作者に無断でグッズ化して販売するケースが増えています。
今回起こったケースは合同誌に寄稿したイラストが丸ごと他のサークルによって無断でグッズ化されるというものです。
ところがこの合同誌を製作したサークル自体が・・・




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合同誌作るよー

絵集めるよー

入稿用データゲットだよー

名前使い分けた別サークルからその絵使ってグッズだすよー


http://togetter.com/li/615533






   / ̄ ̄\ なるほどねぇ・・・同人グッズってこういうことあるのか・・・
 /   _ノ  \ 二次創作自体があれだと思うが、東方とかだとフリーだからなぁ 
 |    ( ー)(ー) グッズ販売してるサークルはある意味頭いいがwちょっとね
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }      / ̄ ̄ ̄\ 
   ヽ     ノ       /  ⌒  ⌒ \ つかこういう同人グッズって売れるのね 
    i⌒\ ,__(‐- 、    / u (ー) ::::(ー)ヽ 俺公式絵師以外からは絶対買わないわw
    l \ 巛ー─;\  |   :::⌒(__人_)⌒:l
    | `ヽ-‐ーく_)  \    `  ̄´ /
.    |      l      i⌒\、___ ィヽ
    |      |     .l \ 巛ー゙‐;\      
     リー──‐‐t____.  |   ヽ-‐≠ー '′
    l   " ~ ̄ ̄⌒ヽ`ヽ.|゙ ̄ ̄⌒ヽ ̄ヽ
───`ー───ソ  |  |┴‐─-r  |i'  |───────┐
           |  |  |       |,_|, __|   
            |_、| __|.     (´_)゙_)            
            l'___)__) 


とりあえず、「ああそうかい」ってのは覚えておこう